みなさんこんにちは。緑ノごまむぎです。
8bitから失礼します。
以前私は、
存在しないゲームカセットを作って、あるはずの無い記憶を捏造する記事を書きましたが、
あの記事は実はとあるイベントの事を知ったことによるものでした。
それは、
2005年から毎年行われ今年で17回目を迎える、西荻窪にある「METEOR」さんにて開催されるこのイベント。
3月にこちらの存在を知り、是非行ってみたいと思っていましたが、今年は諸々の影響で延期されていました。
6月に入ったところでありがたいことに展示が始まったという報告を目にし、「行ってやっぜ!!」と息巻いて
西荻窪にやってきた訳です。
23区から出ることがほとんど稀な生態をしているので小旅行だなぁと思っていましたが一切そんなことはありません。クソ近です。
ちなみに、わたしのファミカセ展のHPには無数の捏造ファミカセがズラリと並んでいるのですが、
「えっ…?この量のカセットが並んどるんかえ……???」
と軽く恐怖してました。
さて、イベント会場なのですが、西荻窪から北の方へ数分歩くと、
こういうビルの入口があるので、
そこの2階に行けばあると。
気をつけないと通り過ぎそうな感じの場所なのでご注意。
で、階段を上がっていくと、
バーチャルボーイの上にフクロウの剥製が鎮座している光景がまず目に飛び込んでくるので一旦ビビります。ここは一旦ビビります。
私は以前フクロウカフェに行ったことがあるのですが、生きているフクロウもあんまり動かないのを知っているので「本物じゃないよな…」とめちゃめちゃビビっていました。
そのフクロウの対面にはこういった看板が立ててあるので確実です。
ん…?
253本…??
253本……!!??
そんなにあんの……?そんなにみんな存在しないゲームに夢を見ているの…?
調べてみたところファミコンのカセットは発売タイトル数がいちばん多い年で’90年の「157本」ということらしいのでそれよりも100本近く凌駕していることになります。
まぁこれに関してはお金がかからないことやガチの開発ではないので多くなることは多くなるでしょうが、そんなにあるとは思ってませんでした。
まさか253本とかいうステータスの上限間近みたいな数字を見ることになるとはね。
それでは中へ入っていきます……
こうです。
こうですよ。凄くないですか。
圧巻です。
圧の巻です。
あぁなんでもっと全体の写真を撮っておかなかったんだろう。理由は簡単人が居たからです。
説明書きを見ると年々参加者が増えており、今年は国内外32ヶ国から送られてきた、とのことです。
思った以上にグローバルなイベントですね。
17年間で作品数は2,141本…。
ファミコンのカセットは累計で1,053タイトルとの事なのでその倍は軽く超え、
アンパンマンの総キャラクター数である1,768体をも超えていきました。
横にはMETEORさんの商品が棚に並んでいました。
棚の上部にある「iBot G3」が欲しかったのですが手持ちが心許ないので諦めることにしました(グェーと思いました)。
謎キャップも魅力的だったんですがね……
ちなみにレジカウンターの横にはテレビモニターがあったのですがApple2版「プリンスオブペルシャ」のデモムービーが一生流れていました。
さて、話を戻して壁に並んだ作品たちは正真正銘誰かがどこかで作った作品なので、その人の趣味が出ていて楽しいです。
例えば、
森のガチャ
森のガチャ。
森のガチャ???
なんにも分かりません。こんなに分からないことがあるとは。
よく見るとガシャポン機の窓部に「願」と書いてますがだからって何かがわかるわけでもありません。
何食ったら「森の中にガシャポン機が置いてある景色」を想像出来るんでしょうか。凄いですね。
いやマジで。
斬新ですね。未完成品を完成とする感性。最高にクールです。
いらすとやの無限の可能性に賭けてますね。多少賭けすぎな気もします。
「タイトル」ってこれテキスト打とうとした時に最初に出るやつか。今気付いた。よく見ると左の勇者にもバウンディングボックスが出てますね。
作品名も「2021用レイアウト案」とのこと。提出前日の夜に手をつけたんでしょうか。
ちょうど今のご時世を表して居ますね。よく見ると背景の建物が細かく描かれていて本気度が伺えます。
電動バイクやら東京五輪やら、現実がAKIRA化してきてますね。
やっとモーターのコイルが温まってきたところなんですかね。
こういうような何から何まで自由なファミカセが一面にズァアッと並んでいるのでずっと楽しいです。
ふざけてもよし、真面目でもよし、
言い逃れ出来るかどうかのギリギリなラインを攻めるもよし。
私も来年参加しようかな、と思います。
そして今回私が一番良いなと思ったのがこちら。
カセットの言葉だけがそのままの向きで書かれ、他の文言とカセットに描かれているパルス的な模様も反転しているという、
カセット側からの視点を写しているこの作品。
なかなか情緒的というか、無機物が心を持つというシチュエーションが好きなタイプにはたまらん感覚です。
素敵だなぁと思ってずっと眺めてました。
さて、見に来ただけなのもなんなので何点かグッズを購入しました。
Cupheadのステッカーと、グラフィックソフトをモチーフにしたMS PAINT PIN、そして今年のわたしのファミカセ展の作品カタログ。
Cupheadステッカーは同じアソートをまとめた物のようで、私が好きなカラ・マリアがあると思って買ったのですが、カラ・マリアご入ってない上にカップヘッドとマグマンが2枚ずつあって「ど、どうして…!?」と思わざるを得ませんでした。
でも他のキャラも好きなので満足です。
MS PAINT PINはどこにどうしようかなぁと思っています。まだ決まってません。
そういえばグッズを買った時にお店の方に「謎の店」なるお店も紹介されたので今度機会があれば行ってみたいと思いました。
そちらの方はどうやらサブカル的要素を取り入れたファッションのお店らしいです。
ファッションのお店と言うと普段しまむらやGUの他はAmazonで服を済ませている私にとってはほぼほぼ未知なる場所なので行くのが怖いですね。
(過去に原宿のお店に行ったことがあるのですが店員さんが絶えず話しかけてくる上何もかもがきらびやかで怖かったので「二度と行かねぇ」と心に決めています。)
というわけでわたしのファミカセ展でした。
8月いっぱいは開催しているということなので皆さんも興味があれば行ってみてください。独特の雰囲気がたまらない、良いスポットでした。
それでは。
お疲れ様でした。