今週は死ぬほど働いた豪雪婦人です。
土曜日に14時間も働かせるんじゃないよ(キレ気味)
さて、以前にわたしは今流行りのものをなぜ流行っているのかを考察したわけですよ。
その時の記事がこちら。
その時の考察はわたしの中でも1・2を争うレベルでしっかりした理論を組むことができたわけです(えへん
そして改めて思った。
わたしぐらいの頭脳を持ってすれば「昔話の謎」ぐらい考察できるのでは・・・?
そう、わたしはこう見えてもそこそこの大学を卒業しているんです。
そんなわたしならあの謎を解くこともできるはずだ・・・!
そこでわたしはあの誰もが読んだことのあるベストセラーの謎に取り組むことにしました。
あなたもご存知のお話です。
そう。桃太郎。
え、ダメですか?
皆様、読んだことあるでしょ?
それに不思議に思うところいっぱいあるでしょう?
わたしの不思議は3つ
1 なぜ桃から男の子が生まれたのか
2 お供が犬・猿・キジなのはなぜか
3 「桃太郎」は結局何を伝えたいのか
この3つをわたしほどの秀才のど偏見で考察していきます。
ど偏見ですからね
ど偏見ですから。
1 なぜ桃から男の子が生まれたのか
まずクライマックスの不思議。
桃はなんだったのか。
これを割ったら中から赤ちゃんが出てきて、桃から生まれた桃太郎と名付けられます。
そんなバナナ
じゃなくて、ももか。
コウノトリは聞いたことありますが、桃が赤子を連れてくるわけがない。
なぜ、桃から生まれるのか。
ちなみにこれは原典を辿ればわかります。
最初に出てくる桃は大きな桃ではなくただの桃です。
ただし、その桃はただの桃ではなくおじいさんとおばあさんがそれを食べるとどんどんと若くなっていきます。そういう不思議な桃でした。
そしておじいさんとおばあさんは二人暮らしで子供もおらず仲睦まじく暮らしていました。そんな二人が若返ってしまえば何も起きないわけはなく…。
ということで、その時生まれた子供が桃太郎なのです。
しかし現代版桃太郎は残念ながら全年齢対象なのでそんな描写はできかねます。
ということで、大きな桃から生まれた桃太郎、ということにすげ替えられたのでした。
意外と皆さんご存知ないでしょうが、実はこういう経緯があったのです。
さて、次にいきましょう。
ここからはこんなにエビデンスないからね。
2 お供が犬・猿・キジなのはなぜか
桃太郎のお供といえば
犬
猿
キジの三匹です。
この三匹。
バランス悪くね?
例えば犬は噛み付く攻撃、猿は爪で引っ掻く攻撃、キジは空から突く攻撃ができます。
しかし、犬と猿は陸地から真っ向勝負しかない。
一気に叩かれかねない。
というかそもそも論・・・
鬼に効くのか?その生温い攻撃。
もしわたしが桃太郎ならもっと強い生き物を三匹連れていきますね。
例えばキジの代わりに鷹とか。
犬の代わりに虎とか
猿の代わりは・・・
バッタでいいか。
この三匹がいれば、というよりはこの三匹の力を使えばきっと鬼など簡単に倒せるでしょう。
とはいえ、なぜそもそも犬猿キジなのかについては理由があるようです。
ネットで|ω・`)チラっとみたのですが、どうやら干支と関わりがあるとのこと。
よく見ていただきたいのですが、犬と猿と鳥が並んでいるのがわかりますか?
ここで鬼というものにも触れておかなければならないのですが、鬼は「牛」の角に「虎」の毛皮を見に纏うという装衣で現れています。
これは実は鬼が丑寅の方角から来ると言われているからに由来します(今でいう北東の方角)
さて、そんな丑寅の鬼に対抗するための手段として、干支の逆にあたる猿・鳥・犬をおともにしたとか。
わかるわけねえ…。
3 「桃太郎」は結局何を伝えたいのか
ここがわたしの中でいちばんの謎。
桃太郎って何を伝えたいの?
皆さんも一度は感じたことがあると思うのですが、桃太郎は鬼を倒して金銀財宝を取り返し、お翁さんとお婆さんと幸せに暮らしました。
自慢か?
法外に近い残業をしているわたしに対する当て付けか?
と言いつつ。
この物語のテーマってなんだろう?
よく言われるのは日本の物語は「勧善懲悪」が好まれるきらいがあります。(水戸黄門然り)
つまり、悪を倒していいことをしようね、というのが一般的なストーリーのベースになりやすい。
この桃太郎もそれがベースになりますね。悪(鬼)を倒す善(桃太郎)という対をなす関係。
そして悪は倒され善が幸せになる、というストーリーです。
なるほど、伝えたいことはわかった。
ではもう一つだけ。
鬼は本当に悪いことをしたのか?
鬼は人間の住む村から人間の金銀財宝を奪って、鬼ヶ島に帰っていきました。
確かにこう書くと悪い奴に見えますね。
人間にとっては。
これが仮に鬼の生き方だとしたらどうでしょう?鬼はこういう生き方が正しいと思っているわけです。
それをいきなり否定されて、桃太郎にボコボコにされる(原典では○される)鬼。
鬼って人間の都合に悪いことをしていただけで「悪」とされる。
…理不尽では?
さて。
わたしはこの物語を振り返って、善悪というものを見つめ直しました。
あくまで、自分にとって都合がいいか悪いかで「善」「悪」の区別をしてしまう。
それが人間という生き物なのです。
今一度、自分や周りを見つめ直してみませんか?
悪いとされていることは本当に悪いことですか?
良いとされていることは、誰かに都合のいいだけのことではないですか?
これがきっと桃太郎の言いたいことなのです。
そんなわけないか!
桃太郎は悪い鬼を倒して幸せになりました。それだけの話だね!
現場からは以上です。