みなさんこんにちは。緑ノごまむぎです。
みなさんはラップ、好きですか?
食物を保存するあれではなく、
早口でめっちゃ歌うあれです。
私は知識としてはほぼにわかのソレではありますがすごく好きです。
SOUL’d OUT、FAKE TYPE.がお気に入りで仕事中もよく口ずさんでいます。
多分「しっかりうるせぇ」と思われていると思います。
私の言語能力の仕様上、日本語ラップしか対応できないのですが、日本語ラップのいいところは様々な国の言語を織り交ぜて、いろんな形で韻を踏めることだと思います。
“韻を踏む”というのは大まかに言うと同じタイプの言葉をリズムよく繰り返すことです。
例えば、下のような詩があるとします。
この場合パッと分かるのが頭韻と脚韻です。
そしてさらに母韻と子韻をこんな感じで踏んでいます。
だいぶ甘い判定ですし正直間違っていると思いますが、だいたい雰囲気としてはこういう感じです。
上でも「4時半」「4リッター」とあるように、日本語以外の言語で韻を踏むことが多くあります。
さらに言えば「リッター」は「リットル」として使っても良いのです。
というラップで大切な要素、韻の解説でした。
本題に入りますが、このラップを題材としたアニメがあるのをご存知でしょうか。
私は知っています。(見たので)
ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Rhyme Anima という作品です。
銃火器等の武力が「野蛮だから」と廃止され、代わりに声を通すと人の精神や肉体に直接ダメージを与えるヒプノシスマイクという中王区によって開発されたマイクが蔓延してる、
という一行で十分な本末転倒を起こしている世界観のアニメです。
「違法マイク」というワードがツイッターで話題になったのも記憶に新しいと思います。
記憶に新しいと思いましたが半年以上も前でした。もうそんな前なんですんね。この感覚が”老い”です。
ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- はもともとCDの曲とドラマで展開されており、アニメ版はナゴヤ・オオサカ以外のキャラを含んで作られたものとなっています。
ダイナミックコードと似た尺度の面白さも感じていたのですが、やっぱり見所であるラップバトルはかなりのクオリティでした。
なんかしらんけどマイクが変形し、
なんかしらんけどスピーカーが出現し、
なんか知らんけど言ったことが具現化する、
迫力満点の3Dアニメーションが展開されます。
それぞれのラップにも個性が出ていてキャラクター像が新鮮に伝わってくるので見ていて楽しい作品です。
どうやらこの世界では男が結構な確率でラップができるようで、普通の社畜も小説家やギャンブラーまでもが素敵なリリックをボッコンボッコン街中でかましています。
ちなみに上記のマイク変形云々に関しては「マイクを常用しているとアビリティが開花する者が少数いる」という設定らしいのでそれに関係しているんだと思います。
アビリティというのは「催眠」や「治癒」、「攻撃力強化」など多岐に渡るもので、アニメ9話あたりで突然言われるため事前知識がないと「えっ何?何?一期見逃した?」という感じになります。
しかしやはり特殊能力というのは幾つになっても憧れてしまうものです。
そこで私は思いました。
自分だけのヒプノシスマイク欲しくね?
と。
構想
ということでマイヒプノシスマイクを作っていきますが、変形したマイクはそのキャラクターの特徴が反映されています。
シブヤのファッションデザイナー”飴村乱数“の場合はポップで可愛いつるんとしたマイクに、
シンジュクの医者”神宮寺寂雷“の場合は天使の翼とアスクレピオスの杖の要素を持つ点滴スタンドのようなマイクに、
という具合に。
私の特徴としては……
仮面(これ)かなぁ。
あと漫画をたまに描くのでその辺も組み込もうかと思います。
ちなみに以前ヒプマイ+ガルパンみたいなパロディも描きました。
オタクはパロディが大好きです。
ちなみにヒプマイは3人1組のチームで戦い、リーダーポジションのキャラクターのマイクはスタンドマイクになることもありますが、私はリーダーのタマではないので手持ちマイクにします。
設計
何事にも設計図というものは重要な役割を果たします。
それは作業を効率よく進めるための第一歩であり、物作りにおいて必要不可欠と言っても過言ではないでしょう。
しっかりとアイデアを固めたひと目で完成した姿が分かる設計図を作らなければなりません。
つまり設計図の完成度が総合的な完成度に繋がるのです。
こんなもんでいいでしょう。
イメージもかっちりぽんと固まったところで材料を集めます。
・家にあったドレッシングのボトル
・家にあったトイレットペーパーの芯
・家にあったボトルのフタ
・家にあったビニールテープ
クソショボワクワクさんじゃねぇかと思った方、コスプレってだいたいこういうものです(知らんけど)。
材料が集まったところで早速作っていきましょう。
まずは丁寧にボトルのラベルを剥がして………
—–数時間後—–
なんか。
何もわかんねぇや。
二進も三進もいかなくなりましたのでまずは寝ることにしました。
あと、この時まで「マイクのヘッドの部分はボールかなんかで作ればいいか」と思っていましたが、不安になったのでしっかりしたやつをAmazonさんで買いました。
やっぱ市販品が一番です。
そんなこんなで作業を続けてゆき………
あ
マイクじゃーーん!!
マイカフォンじゃーーーーん!!!!
マイヒプノシスマイカフォンじゃーーーーーん!!!!!
思った以上にいい感じになったので達成感もひとしおです。
何だこのクソみてぇな設計図は。
取り入れた要素としては、
・仮面
・ガジェット感
・コミック
の辺りだったのですが、収まりをつけられたと思います。
ちなみに私はゴチャゴチャしているマイクより、山田兄弟や伊弉冉一二三のようなさっぱりとした見た目のマイクの方が好きなのでそちら側を意識した見た目にしてみました。
ペンは剣よりヒプノシスマイク。
さて、作っただけというのもなんですし、せっかくなので豪雪に私のライムを送り込んでみましょう。
前述の通りヒプノシスマイクを介して届いた声は相手を様々な状態に陥らせることが可能らしいので、全脳漿を鼻から吹き出させるくらいのことにはなるかなぁと思います。
それでは私のおラップをどうぞ。
※off vocal ver.と on vocal ver. をご用意しました。よろしければお聴きください。
Beat of “R” –off vocal–
Beat of “R” –on vocal–
お疲れ様でした。
せっかくなので歌詞PVのような動画にしてみました。